情報(information)と識字(literacy)を合わせた言葉。
情報を『自己の目的達成』に使用できる能力。
情報はITと思われることがしばしばありますが、何もITだけではないのが情報。
耳にするもの、目にするもの、、、体感するものを『情報』と言っても過言ではありません。
そして、情報は『効果的』に、かつ『効率的』に
1、探し出し
2、精査し
3、使いこなす
能力を保持しなければならない。
なので、コンピューターをただ使うだけではなく、『情報』にアクセスし、精査し、社会的、文化的、そして哲学的な状況、影響を知ることができる能力としている。
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【Australian and New Zealand Information Literacy Framework が定義する6つの要素】
1、情報に対するニーズを認識し、必要とする情報の性質と範囲を決定できる
2、効果的に効率的に必要な情報を見つけられる
3、批判的に情報や情報探索過程を評価できる
4、収集した情報や自らの研究などから生み出された情報を管理できる
5、より重要で新しい情報を適用して新しい概念や新しい理解を生み出せる
6、理解しながら情報を用い、情報を用いるということの周囲に文化的、倫理的、経済的、社会的な問題を認識できる。
僕なりの見解になりますが、これは
1、情報に対する『自分たちのビジネスが社会のニーズに合っているか?』を理解し、自分たちが何を知るべきなのか、そしてどこまで知ることがベストなのかを理解する。
2、世の中に満映している『情報』をどういったツールを使って、最短で自分達に必要な情報を仕入れることができるか。
3、常に目の前にある情報が正しいとは思わず、精査できるか?全ての情報を鵜呑みにしていると『情報に振り回される』事があり目的達成の為に遠回りになる。
4、集めた情報や自分の体験から生み出された情報、これはすなわち『経験という情報』を今後生きていく上で管理して最大限に生かす。
5、情報を常にアップデートし、自分達のビジネスに肉付けをしていき時代に合わせる+もう1歩先を見る力を養う
6、自分達のビジネスに必要な情報を社会に噛み合わせ、現在までの文化から社会人として当たり前の金銭管理や、マナー、モラル、道徳という『在り方』を見つめ、現状の問題に向き合い解決していく。
【財団法人社会経済生産性本部認定UBA能力試験の場合】
1、情報は様々な形式で表されるため、情報リテラシーは、これまでの文字に代表され る印刷物以外の媒体についても対象となる。
2、文字の読み書き以外にも、視覚、聴覚、コンピュータ(携帯機器、ネットワークを 含む)に関する能力などが含まれる。
3、大きくは、情報を収める媒体に注目したメディア・リテラシーと、情報の高速多量 の処理が可能なコンピュータに注目したコンピュータ・リテラシーに分けられる。
つまり
1、人との交流、本、動画、ブログ、テレビ、ラジオなどなど身の回りに存在するもの と言える
2、情報を選んで受け取るスキルも必要だが、『発信』するスキルも必要。そのツール をどういった媒体で行っていくか。
3、デジタルとアナログの両方からでも『情報』は得る事ができるし『発信』する事が できる。
と、解釈できる。
これらの事を踏まえると『激しく変化する社会の中で生き抜く為には、生涯学習が必須となり、そしてその方法を個人が身につけるべき必須スキル』が情報リテラシーという事になる。
私たちが自分達のビジネスを通して社会生活をより豊かなものにする上でも
1、情報ニーズを認識する能力
2、情報を発見、獲得する能力
3、情報及び情報探索過程を評価する能力
4、情報管理能力
5、情報に基づいて新たな理解を生み出す能力
6、情報の背後にある問題を認識する能力
この6つの能力が備わって初めて『情報を自分達のビジネスや人生に最大限に活かせる』という事になると言えるのではないでしょうか?
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【情報リテラシーの日本的概念】
日本では情報リテラシーという言葉は『情報機器を活用して情報社会をいきていく能力』といったニュアンスで使われている事が多いです。
米国の情報リテラシーと日本の考える情報リテラシーには相違部分が以下のように見られる傾向があります。
1、『情報の検索』といったところで、米国の場合は日本の情報リテラシー概念に比べ 『検索する』という事に重きを置かれている。
2、『情報の評価』米国の中心概念の1つで日本の情報リテラシーにはあまり見られな い視点。
3、『利用の文脈』日本の情報リテラシーが、その能力が『生かされる領域』を具体的 に設定していないのに対し米国は『生涯学習』の色が濃い。
※生涯学習というスタンスではユダヤ系の民族も昔から根付いている
4、『技術と操作』米国では、技術や個人の操作的事項の教育のウェイトが低い。
これらの事から情報リテラシーの日本の概念は以下の6つの要素からなると考えられる。
1、情報の発生、流通、収集、組織、利用のプロセスあるいはシステム
2、情報を探し出し、入手する為のシステムとサービスの利用法
3、図書館を含む多様な情報チャンネルと資源の有効性と信頼性を評価する方法
4、自分の必要とする情報を収集し、加工し、保管する為の基礎的技能
5、成果発表の方法
6、広く情報に関する諸問題(著作権、プライバシー、情報公開等)を理解できる知識
以上が日本の情報のリテラシーの概念であるといえます。
【僕が考える情報の大切さと活かし方】
僕は情報こそ生き残る上で『大事な素材』だと思っています。
そして、これまで書いた事から情報はどんな形でも得られる事が可能で
- 人から聞いたり
- 本を読んだり
- テレビを見たり
- ラジオを聞いたり
- スマホで検索したり
- 動画で検索したり
などなど、今では情報がありとあらゆる場所に転がっています。
ただ、この『情報』をいかに自分達のビジネスや豊かな人生の為に生かしていくかが大事で事故の目的から考える
- 情報収集能力
- 情報管理力
- 情報発信能力
の3つを大事にしています。
そして、この情報は常に『人』が必ず関わってきます。
情報収集するにも『人(相手)』から発信された情報(受け取る、見つける、選ぶ力)
情報管理するにも『人(自分)』が管理をする(精査、まとめる力)
情報発信するにも『人(自分から相手)』に発信する(生かす、発信する、伝える力)
つまり、対人関係における『コミュニケーション能力』と考えています。
僕達は生きていく上で『ビジネス(仕事)』をして行かなければなりません。
そしてビジネスは『相手』がいるから成り立ちます。
相手の悩みを解決した事により、ありがとうという言葉と対価でお金が返ってきます。
僕の考えは、全ては『人と人のコミュニケーション』が円滑でお互いがwin-winになる良いビジネスだと思って常に仕事をしています。
そして、商品、サービスを提供する側(プロ)としてお客様より1歩先に行き、商品やサービスはもちろん『価格以上の価値』を提供しないといけないと思っています。
その『価値』を最大限に発揮させられるのが『コミュニケーション』です。
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情報を最大限に活かすコミュニケーション力
つまり情報を選ぶ、管理する、生かすの先に『コミュニケーション力』という力が無いとビジネスはもちろん、対人関係でも『選ばれる自分』を今のうちから作って行かないと周りと変わらなく、この先の時代に淘汰されていくと思っています。
ここで言う『コミュニケーション力』は大きく分けて
- 受け取り方
- 伝え方
の2つです。
受け取るのは『情報』はもちろん、相手の発言や文章やコンテンツの受け取り方。
受け取り方も3つあって
- 物の見方
- 物の考え方
- 物の捉え方
で、受け取り方の解釈が変わってきます。
そして次に伝え方の重要性。
自分では理解していても『相手に伝わる伝え方』ができないとせっかくの情報やスキルを生かす事ができません。
すなわち『価値』をつけたご提供ができない事になります。
そして伝え方を身につける為にも大事な5つの段階があります。
人は情報もスキルも『知らない』というところからスタートします。
そして、次に情報やスキルの存在、伝え方を『知る』という段階にいき『意識してできる、伝える』から『無意識でできる、伝える』そして最後に『相手にわかりやすく伝えられる、教えられる』という5段階になります。
5段階目に行くと
- 自分にしっかりと知識や情報が落とし込めている
- 相手に伝わりやすいように言葉が選べる
- 相手に対して失礼がなく、嫌な思いをさせることがない
などなど、まさに『相手の為』と考えた『選ばれる自分』を作り上げる重要なスキルだと思っています。
これからの時代、コロナの影響で
- 多くの会社が資金繰りの問題で倒産
- 雇用されていた社員の働く環境がなくなる
- A.Iの進化+コロナによる『人件費の削減』
- 会社としても優秀な人材を残す
- オンラインでのリモートワークの増加
などなど、他にも問題は出てくると思います。
今後、『働き方』というよりかは、大きく変わる『生き抜き方』を身につける為にも『正しい情報を知り、管理し、発信する力』と、今以上にシビアになってくる『対人コミュニケーション』の2つを身につける事が、今後のあなたの人生の『自力』を培うスキルだと思っております。
これらを含めて『情報リテラシー』は今後を生き抜く為に必須な能力だと思い、書かせて頂きました。
長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂き有難うございました。
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